2003年5月・新緑編



5月1日(木) 少女漫画雑感
私は男にしては少女漫画をよく読む方だとは思うが、それでも詳しいとはとても言えないし、読むのも『花とゆめ』系に偏っている。
花ゆめ系のコミックは、『ここはグリーンウッド』、『ぼくの地球を守って』、『フルーツバスケット』、『伯爵カイン』シリーズ、川原泉作品、など、好きな作品や作家はかなりの数が挙がるのだが、他だと吉住渉くらいしか思いつかないかな。
そんな私だったのだが、最近たまたま少女漫画に触れる機会が何度かあったのでちょっと思ったことをつらつらと。

小学館の『少女コミック』。通称少コミ。少コミ系のコミックって、『X -ペケ-』と『BASARA』くらいしか読んだことなかったんだけど、あの雑誌って、エロ雑誌だよ、明らかに。掲載作品の半分くらいにエロシーンがないか? 天下の小学館がいいんですかねえ。花ゆめ、少コミ、マーガレットは中高生くらいをターゲットにしているからまあ有りっちゃ有りなんだろうけど。少女漫画で露骨なエロシーンてのはあんまり好きじゃない。
まあ、花ゆめ系コミックの、やたらとレイプ体験があったり、肉親から性的虐待を受けていたりするのもどうかと思うんだが。

集英社の『マーガレット』。少女漫画にしては生臭い感じとか、絵柄の感じが好きで無くて今まで敬遠していた部分があったのだけど、実際に読んでみるとそんなに気にならなかったかな。どちらかというと『別冊マーガレット』などの関連雑誌がそういう傾向かも。
『マーガレット』は、『りぼん』の上位雑誌だということが、話的にも絵的にも良く分かった。

花ゆめ・少コミ・マーガレットが中高生向けだとすると、それより下の層向けの雑誌は、『りぼん』、『なかよし』、『ちゃお』などになる。
この3誌ではやっぱり『りぼん』が一番好きかな、やっぱり。『なかよし』は付録はともかくマンガのレベルは少々落ちるし、『ちゃお』は更に低い年齢層も狙っているのでさすがにちょっと辛い。

『りぼん』の作家では最初に挙げた吉住渉がやっぱり好き。『ママレードボーイ』もいいが、『ミントな僕ら』が、俺的ツボをついていて密かにお気に入り。
スワッピング夫婦とか、バツイチの女子高生とか、双子の姉を追いかけて女装して転校する男の子とか、『りぼん』読者には刺激的なネタでインパクトを与えておきながら、それだけに話を留まらせないのが吉住渉のいい所かな。

『りぼん』といえば、一条ゆかりの『砂の城』をコンビニコミックで読破した。なかなか素晴らしい。最近の少女漫画も好きだが、一昔前の少女漫画もやっぱり良い。あのマンガが『りぼん』に載っていたんだから凄いな。
当時の『りぼん』の付録の写真とかが載っていたのだけど、絵柄は昔の絵柄なのに中身は今とあんまり変わらないのに大笑い。。あの、なんの役に立つのか分からないような紙の小物いれとかビニールのバッグとか。
個人的には余計な付録をつけるくらいならマンガのクオリティをあげるとか値段を下げるとかにして欲しいが。
………『レイアース』のトランプ欲しさに『なかよし』を買った男のセリフとも思えんな。

少女漫画って、普通にしているとなかなか読む機会が無いので、ひさしぶりにマンガ喫茶でも行って来ようかな。

5月3日(土) カラオケの魔王
例によって友人Tくんとカラオケ。
そういえば、HyperJoyの『リクエスト王』が終わっていた。色々ツッコミどころは多かったが、おかげで色々な曲が追加されたので楽しかったな。
今後は、未だに入っていない定番曲を充実させることを期待。
『リクエスト王』が終わって気が抜けたのか、4月・5月の配信予定曲が全然入っていなかったのは怠慢。
まあ、『トゥルー・ラブストーリー 恋のようにぼくたちは』が歌えたのでよしとするか。

カラオケの後、珍しくTくんと夕飯を食べる。カラオケ終わると速攻帰るのが定番だったからなー。

5月4日(日) ULTIMATE CRUSH?
新日本プロレス、5・2東京ドーム大会のビデオを観る。
まあ、観たかったのは小橋対蝶野のGHCタイトルマッチだけだったんだけども。
試合前に蝶野が足に大怪我を負っていたせいで、期待していた程いい試合にはならなかったのだが、蝶野の悲壮なまでの戦いぶりに素直に感動した。NOAHファンの私だが、気が付くと蝶野を応援していることもしばしば。
しっかし、小橋建太は容赦ないなー。去年の三沢みたいに相手に合わせるような試合はしないと思っていたけど、ハーフネルソンスープレックス6連発&剛腕ラリアット2発って。
小橋が挑戦者に求める“覚悟”というのはここまで求めるものなのか。おっかねー。
小橋が王者になって、GHCに、かつての三冠戦のような“重さ”が出てきた気がする。秋山がグローバルを高めたとすれば、小橋がオナードを高めているということか。
他団体のリングにあがっても、自分のプロレスを貫いて、それで大歓声を受ける。やはり小橋建太ってのは凄いプロレスラーだ。

メインのIWGP&NWFの試合も、いい試合だったけどね。どうにも永田の試合って感情移入できないよなー。何度IWGPを防衛しても微妙な評価なのもわかる気がする。
大変な時期に王者になって苦労したのもわかるし、他の新日のレスラーみたいに怒鳴り散らすだけじゃないところは評価してるんだけど、最近はつまらない屁理屈ばかり並べていた気がするな〜。
とりあえず、秋山からパクったエクスプロイダーを濫用するのは止めて下さい(秋山が大事に使っているリストクラッチや雪崩式を困ると連発するんだもんなー)。

あー、バーリ・トゥード? 期待していたよりはおもしろかったですよ。中西・藤田戦とか。少なくともなんちゃら倶楽部の試合よりはずっとましでした。

5月5日(月) 買い物ジョーズ
昨日、とらのあなから『月箱』が届いたのに続いて、メッセサンオーから『PROMISED DAWN』と『GOF CYBER TRAX Vol.1』が届いた。正之さんのアルバム『才能の本能』もベラボー通販で購入したし、最近はweb通販での買い物が結構多い。
地方にすむ人間にとってはweb通販は非常にありがたい。同人ソフトが買える場所なんて限られているし、品揃えの多いお店も少ない。
特に最近はアニメイト新潟店の品揃えの悪さに行くたびに閉口させられているので。
大手の通販サイト(Amazon.co.jpとか)だと条件を満たせば送料無料なところも多いし、クレジットカードが無くても代引きで購入できるところも多い。コンビニで商品受け取りや支払いができたりという独自のサービスをするところもある、
送料や代引手数料がかかっても、わざわざ買い物に出かけて目当てのものが見つからなかったショックに比べれば安いものだろう。今後、Webショッピングが普及するにつれてもっとシステムも便利になっていくだろうしね。

こうして、人はどんどんひきこもりとなっていくわけだ。うむ。

5月9日(金) 正しい未来
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html

某ニュースサイトで知った首相官邸のコンテンツ。
大笑いした後に薄ら寒くなった。この国はキチガイが治めているらしい。

5月10日(土) ゲーム小説の希望
NOAHの新潟大会を観戦に行く途中、『ときめきGS』と『ガンパレ』の小説の新刊が出ていたので即買い(NOAHの観戦記はまた後日改めて…)。

『ガンパレード・マーチ episode ONE』は5121小隊シリーズの榊一郎さんの作。小隊結成当初の5121小隊を描く。
榊さんは本当にキャラクターをよくわかってるなー。特に個々のキャラクターの弱さ、ずるさ、醜さをよく描いているのが素晴らしい。『ガンパレ』はそうでなくちゃいけない。
弱くて、醜くて、どうしようもない連中が絶望的な状況に追い込まれて、それでも、運命に抗おうと決死に戦うのが『ガンパレード・マーチ』だからね。
しっかし、榊さんは、ほんと、原さん好きだよな。

『ときめきメモリアル Girl's Side 2』は前作同様相坂ゆうひさんの作。今回はヒムロッチこと氷室先生がメイン。
前作のヒロイン、一ノ瀬ナオも魅力的だったが、今回のヒロイン、二宮未緒も負けずに魅力的な女の子だ。性格は正反対だが、どちらも元気で一生懸命なところは同じだ。
メインの未緒と氷室以外のキャラクターも魅力的に描かれているのも前作同様。今回は前作で出番の無かった瑞希サマも大活躍。可愛すぎ。
未緒と奈津美ちゃんとタマちゃんが3人で泣いているところなんか結構ぐっときた。
出番が少ない割に葉月くんが美味しいところ攫っていくのはさすが。
ゲームをやった人もやっていない人も、是非一読をオススメする。
次回は森村くんと有坂さんあたりをメインに据えると面白いと思うのだが、どうか?

ゲームのノベライズなんてろくなものはないが、こういうのを読むと捨てたものじゃないと思うね。

5月17日(土) スパロボ新規参戦作品への疑問
WSC『スーパーロボット大戦COMPACT3』とGBA『スーパーロボット大戦D』の発売が発表。
『COMPACT3』には『ベターマン』、『天空のエスカフローネ』、『合身戦隊メカンダーロボ』、『魔境伝説アクロバンチ』が新規参戦。
『D』には『THE ビッグオー』、『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 地球最後の日』、『未来ロボ ダルタニアス』、『メガゾーン23』、『マクロス7』が新規参戦。
ネタならともかく、本気でやりますか?
携帯機はマニアックに行く方向なのかも知れないけど、今回の参戦作品はどうにもいただけないなー。
『スパロボ』が与える影響って少なくないんだよ。伊達に新作が必ず数十万本売れてるわけでない。それは、『スパロボ』の新作が出た後にレンタルビデオショップに行けばよく分かる。
『スパロボ』に出ているから原作を観てみる、という人間だって少なくない。私だって最初はそうだった。『スパロボ』やってなかったら、今でも『ガンダム』シリーズどころか、アニメもそんなに観ていなかったかもしれない。若者を啓蒙する役割もあるんだよ。いいのかね、『スパロボ』に出るからって、『メカンダーロボ』や『アクロバンチ』を若人が観ても?
別に今までだってクソな作品が参戦してなかったとは言わないが、ちょっと今回はひどいかなー、と。『エスカフローネ』、『ビッゴー』、『ダルタニアス』くらいでしょ、まともに観られるのは。

そんなわけで、ますます『ORIGINAL GENERATION』の方に期待してしまう私なのであった。2はまだですか?

5月18日(日) 買い物行
野暮用で新潟情報大学まで行ったので、ついでに新潟駅の方へ買い物へ。
全然方向が違うだろ、とか突っ込まないように。

アニメイトでようやくJAM Projectの『skill』を買う。
そういえば、JAM ProjectのCDは久し振りに買うなー。
観ていないアニメのCD、曲が良くても作品自体がクソなアニメのCDは基本的に買わないことにしているからね。
ベスト盤をまた出してほしいところだが。

ソフマップで『サクラ大戦』の1〜4が1本1000円でワゴンセールしていたので、『3』と『4』を購入。
『1』と『2』は要らないが、『3』はシリーズ最高傑作だし、個人的に『4』も嫌いじゃない。
ま、アニメシーンだけでも1000円分くらいの価値はある。
ロベリアあたりでもう一度プレイしようかとも思うが、多分OPムービーを観て満足して終わることだろう。

さすがに今使っているPCに耐えがたくなってきたので、ニューPC購入を決意。
PC本体は目星がついているので、モニタをソフマップとヨドバシカメラで物色。
最近の主流はやはり液晶モニタらしく、展示しているのは液晶モニタばかり。
今使っているモニタクラスならば2,3万で買えるが、やはり画質にこだわると結構いい値段がする。
CRTモニタは値段は安いし、明らかに高画質なんだが、やっぱりスペースに困る。今使っている机に乗らないし。
モニタは毎日見るものなので妥協するべきものではないのだが、やっぱ問題は財布だな。
PC購入まではもうしばらくかかりそうなので、じっくり考えるとしよう。

5月23日(金) み〜んな17才
注文していた『おかえりっ!』のCG集が届く。
原画担当の只野和子さんがコミケで販売していたものだ。
むうう、思ったよりボリュームが少ないか。CG1枚あたり100円ってのはどうかと思うが、ま、コレクターアイテムと割り切りましょう。
全てのキャラが17歳&コスプレ、という煩悩全開っぷりは素晴らしい。やるなー只野さん。
原画集もほしかったんだけどねえ。譲ってくれる方募集。
CG集はまだ手に入るので興味のある方はこちらでどうぞ。


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