私の選ぶベストナイン


野球好きなら自分の好きな選手を集めてチームをつくりたいとか、イチローや松井を集めた無敵のチームの指揮をとりたいとか、誰しも思ったことがあるでしょう。
同じように女子野球好きなら女子野球選手を集めた自分だけのベストナインを考えたことがあるに違いありません。
え? そんなことはない? そもそもベストナインを集められるほど女子野球選手なんか知らない?
うぐぐぐぐ。まあそういう少数派(いや、圧倒的多数だから)の意見は放っておき、そんな女子野球好きな皆さんの妄想を曝け出してもらおうというコーナーです。
特にルールや制限はないので、あなただけのベストナインを是非、教えてください。
投稿は掲示板かメールにてどうぞ。


福田さんの場合。

右 里見笑子(メイプルス/メイプル戦記)
遊 平川一恵(アオイ・アマゾネス/株式会社徳川家康)
DH 仁科紘子(メイプルス/メイプル戦記)
中 パトリシア・エドワーズ(メイプルス/メイプル戦記)
一 大迫豊子(瀬戸パイレーツ/ミスターマドンナ)
三 徳川竹千代(アオイ・アマゾネス/株式会社徳川家康)
捕 紀尾井恵子(アオイ・アマゾネス/株式会社徳川家康)
二 相本由花(メイプルス/メイプル戦記)
左 陳麗華(アオイ・アマゾネス/株式会社徳川家康)
投 神尾瑠璃子(メイプルス/メイプル戦記)


DH無しの場合は梶野望都投手(すすめパイレーツ)、中継ぎは倉田ひとみ(京四郎)、風巻まみ(株式会社徳川家康)、抑えは天馬翔子(ミスターマドンナ)だそうです。

(きゅ−ちょーのコメント)
見事にメイプルスとアオイ・アマゾネスの選手ばかりです。
『株式会社徳川家康』は未読なのでコメントしずらいなあ。
神尾、天馬の豪腕ニューハーフ投手が揃っているのがポイントでしょうかね。梶野も含めれば100マイルピッチャーがなんと3人!


ささかくさんの場合。

(中) 森村聖良  如月女子高      プリンセスナイン
(二) 倉星理沙  朝香女子高      無敵のビーナス
(左) 東ユキ   如月女子高      プリンセスナイン
(指) 桜田桃子  朝香女子高      無敵のビーナス
(右) 大村詩子  朝香女子高      無敵のビーナス
(三) 木下夏子  東多摩高       ナツの甲子園
(遊) 小中多美  如月女子高      プリンセスナイン
(捕) 若生薫子  スイート・メイプルス メイプル戦記
(一) 長谷川哲代 朝香女子高      無敵のビーナス

(先) 芹沢桜子  スイート・メイプルス メイプル戦記
(抑) 水原勇気  東京メッツ      野球狂の詩

まずピッチャーでは、水原勇気は外せませんね。
私が初めて面白いと思った野球漫画は、主人公・景浦安武が、まだ代打稼業だった頃の『あぶさん』なんですが、同じ作者なので、古本屋で見つけた『野球狂の詩』を読んでみたら、女性投手がいて興味を惹き付けられたというのが、女子野球作品に興味を持った最初なので。
何だかんだ言っても、この作品から、女子野球作品に入った人って多いのではないでしょうか。

あと、もう一人ピッチャーを選ぶなら芹沢桜子。
メイプルス投手陣・三本柱の中では、実力は一番下だと思いますが、そこが感情移入しやすいところです。
球速・球質の軽さをカバーするために、周囲が心配するほど落ち込むなんてのは、プロ野球の世界でも実際にありそうな感じです。

キャッチャーは、その女房役の若生薫子。
芹沢とのコンビでは、私生活でも抑え役で、まさに女房役というイメージですね。

ファーストは長谷川哲代です。
他の内野手からの送球を開脚してキャッチするプレーだけで選出してしまいました。
野球を見始めた頃、巨人が打撃不振で、松原誠・打撃コーチが叩かれていて、それでどんな選手だったのだろうと興味を持って、近藤唯之氏の『引退 そのドラマ』を読んだのですが、そこで触れられていたのが、タコ脚の開脚キャッチ。
脚を地面に付くまで前後に開き、送球をキャッチ、間一髪アウトにするというプレーですが、それが漫画の中で見られたのが、何とも嬉しくて。
なお、作者の池田恵氏に、あのプレーは松原がモデルなのですかとメールで問い合わせたら、知らなかったとのこと。偶然の一致のようです。

セカンドは倉星理沙。
これは、単純にキャラクター的に好きですね。
語ると長くなるので割愛しますが、このキャラがいなければ、無敵のビーナスを全巻買うことも、このHPに来ることもなかったと思います。

サードは木下夏子。『ナツの甲子園』の主人公です。
正直言って、この作品自体は、よくあるラブコメ少女漫画に野球が絡まっている程度で、あんまり興味がないのですが、紅一点の『野手』という所が興味を惹かれますね。
いつか紅一点の野手の秀作を読んでみたいものです。

ショートは小中多美。断じて、三田加奈子ではありません。
単に眼鏡じゃない方が良いので。あのタテガミのカツラも、なかなかツボです。

外野に行きましょう。
まずレフトは東ユキ。
イジメによって塞ぎ込みがちになった蔭のある少女どころか、ちょっとアブナイ人の域に入ってますが、このようなキャラを存在させ得たのが、プリンセスナインの魅力かと。
コミックス版では、出番が極端に少なかったのは、たかみね駆さんが、この手のキャラが苦手なんでしょうね。それに描きにくいか。

センターは、本当はセカンドで選出したいんですが、理沙とポジションが被るので、やむなく外野に回した森村聖良。
性格といい男言葉といい、いい感じですが、思えば小学生の頃は、似たようなキャラの木緑あかね(Dr.スランプ)が苦手でした。
年を取って、こういうキャラに免疫が出来たのでしょうか。

ライトは大村詩子。
気が弱そうで全く頼りになりそうにないのに、結果的には、ここぞというときに、きっちり仕事をしているというイメージですね。

そして、指名打者に桜田桃子。
2部1巻の彼女話は、傑作だと思います。
私の中では、桜田は『女・榎本喜八』ですね。
毎日オリオンズの榎本選手については、沢木耕太郎氏の『さらば宝石』(『敗れざる者たち』新潮文庫に収録)を、是非お読みください。
一途なまでに、野球に思い詰める姿が、妙にシンクロします。

しかし、知ってる作品数が少ないのがバレバレですね……。

(きゅ−ちょーのコメント)
このサイトの(数少ない)常連のささかくさんからの投稿です。
『無敵のビーナス』好きのささかくさんだけあって『むてびー』キャラが多いですが、『ナツの甲子園』がさり気なく入っているのがポイント高い(?)かと。
微妙に地味めなキャラが多いです。聖良さんが引っ張って理沙と夏子がムードメーカーになってくれないと試合では盛り上がりに欠けそうです。あとは勇気の貫禄で。
攻守のバランスは良さそうですが、投手二人がワンポイントでしか使えない魔球使いというのは大丈夫なのかしらん?


えのさんの場合。

投 立花由香里(神戸商大) 〔桧垣公平作/やまだ浩一画『隠し球ガンさん』〕
 地味さナンバーワン
捕 大道寺真央(如月女子高) 〔アニメ『プリンセスナイン』〕
 デブのキャッチャーって実はそんなに多くない
一 ドティ・ヒンソン(ロックフォード・ピーチズ) 〔洋画『プリティ・リーグ』〕
 やっぱ本場物は違うわ(本来捕手)
二 片瀬夏(葉月高) 〔みやたけし『夏の球児たち』〕
 ここまで男を情けなく描けばかえって納得(本来投手)
三 三田加奈子(如月女子高) 〔アニメ『プリンセスナイン』〕
 ランナーをこわがるなんて本来は叱責の対象なんだが(本来遊撃手)
遊 大山夏子(レッドビッキーズ) 〔テレビドラマ『がんばれ!レッドビッキーズ』〕
 むしろお兄さんのほうに共感した記憶が
左 バストラーデ(西武オイランズ) 〔安永航一郎『巨乳ハンター』〕
 ばかばかしさの極致
中 戦闘員ちよ子(歯ぎしり中) 〔吉田戦車『歯ぎしり球団』〕
 兄は悪の組織の改造人間
右 高杉早(菊川西高) 〔小山ゆう『チェンジ』〕
 アクロバティックな設定が効果的(本来捕手)

片寄ってるなあ……。
作品のメジャーさとか、歴史的な重要性とか完全に無視して自分の好みだけで選んでみました。


(きゅ−ちょーのコメント)
掲示板初期の書き込みから抜粋させてもらいました。
えのさんはこの掲示板初期の常連さん、の情報から知った女子野球作品も多いです。
私でも未見の作品があります。えーと、ついてってますか、皆さん?


きゅ−ちょーの場合。

東ユキ 如月女子高 プリンセスナイン
青山夕紀 ポートランド・ビーバーズ 赤毛のサウスポー
桜田桃子 朝香女子高 無敵のビーナス
氷室いずみ 如月女子高 プリンセスナイン
DH 五十嵐麻衣子 杉並商業高 ドキドキプリティリーグ小説版
仁科紘子 スイート・メイプルス メイプル戦記
具志堅洋子 嘉手納実業高 ドキドキプリティリーグ
尼美田知代 光栄高 ウィンドミル
夙川奈留緒 若草高 若草野球部狂想曲
林恭子(中継ぎ)
楠芹香(先発)
文月真由美(抑え)
霞ヶ浦高
杉並商業高
若草高
ドキドキプリティリーグ
ドキドキプリティリーグ
若草野球部狂想曲

というわけで、私のベストナインです。
こう、なんちゅーか、我ながら地味というか渋目というか微妙なキャラが揃いましたな。
1番センターは、宇宙人と交信する少女、ユキです。
実は如月女子で一番野球上手いのはこの娘なんじゃないかと。
選球眼がよく、長打力もあり、俊足強肩なのでこのポジションは適任。
2番セカンドは、この中でも一番のマイナーキャラ。『赤毛のサウスポーPART2』の青山夕紀
イチローより20年も前に野手としてメジャーリーガーになってるってのは凄い。
片言の英語でしゃべるのがラブリー。憧れの選手はサダハル・オーとナガシマだ。
3番ファーストは女前田こと桃子ちゃん。
やはり桃子ちゃんは自分で決める4番よりは繋ぐバッティングの3番かと。
栄光の4番サードを務められるのはやはりいずみお嬢様しかいないでしょう。
5番DHはこれまたマイナーキャラ(つーか、女子野球作品の中でさらにマイナーってのはどうなんだろう…)、知る人ぞ知る『ドキプリ』小説版に登場した五十嵐麻衣子嬢です。
『ドキプリ』最強打者の須永さんに匹敵する打棒の持ち主なのでこのメンバーの中でも十分クリーンナップを任せられるでしょう。
守備は得意じゃないと言っているのでDHで。
6番レフトは『メイプル戦記』の紘子さん。
クリーンナップは惜しくも譲ったものの小娘ばかりの女子選手の中で人妻は貴重です。
7番レフトは千晶のそっくりさんと言われ続ける不幸な少女、具志堅さん。
『熱血乙女青春記』ではピッチャーでしたが、ピッチャーでは千晶とキャラが被り過ぎるので打者転向。強肩を生かして外野手に。
8番キャッチャーは『ウィンドミル』のミニちゃん、って、『ウィンドミル』は野球でなくてソフトボールですが。
小さな身体にあふれるガッツ。どうにも気弱になりがちな投手陣を彼女なら支えてくれるでしょう
9番セカンドは外見お嬢様実は勝負師の奈留緒さん。
1アウト1・3塁で内野ゴロを打つ練習をする女子高生は世界で彼女一人かと。
2番を打たせてもおもしろいけれど、コーチャーズボックスに立つのが相手にとっては一番嫌かも。
ピッチャーは私が『ドキプリ』で一番(つーか、女子野球作品で一番)好きなキャラ、林恭子さんです。
先発・中継ぎ・抑えまで選ぶとしたら、『ドキプリ』の楠さんと『若草』の真由美も入れときましょう。
先発・楠さんが苦しいピッチングを続けながらゲームを作り、ピンチで出てきた中継ぎの林さんがタイムリーを打たれ(打たれるんかい!)、抑えの真由美が魔術だか曲芸だかわからないピッチングでラストを占める、ってなゲーム展開を期待。


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