一年ぶりのマサユキライヴ!
春のマサユキ前線があったので本当は一年ぶりじゃないのだけど、7月のコンサート『正しい未来』は行けなかったので普通のライヴは1年ぶりだったりする。
会場は一年前と同じ世田谷の玉川区民会館。
会場の最寄り駅を直前まで調べていなかったり、二日酔いで頭が痛かったりしたけれど、無事開演前に会場に到着。
ロビーではいつものように『ライヴ刊・山本朝廷』のCDを売って、いたんだが、いつもと様子が少し違う。
『ライヴ刊山本朝廷25』付きパンフレットの販売、のようだ。
そのパンフレットなのだが、A5の紙に今回のライヴのスタッフと楽器、今までのスタンダードショーの曲目を印刷したものを二つ折りにしただけのもの。
なぜこんなものをつけたのかと思ったら、ライヴ中のMCによると、会場側からCDの販売を禁止されてしまったかららしい(去年はよかったのに)。
でもパンフレットなら販売してもよい、ということなので、こういう形にしたそうだ。
7月のコンサートで残った『ライヴ刊山本朝廷24』付きパンフレットも販売されていたのだけど、これはもっとすごい。あんまり素晴らしいので、その内容を無断で公開してしまいましょう(こちらへどうぞ)。
なんだか狭い席につき、声をかけてくれたぼんちまさとさんに挨拶をしたりしているうちに、『LEXINGTON』が流れだす。いよいよ、開演、である。
メドレー
燃えよドラゴンズ!〜うぐいすだにミュージックホール〜ひらけ!チューリップ〜タイム・ボカン〜やあ〜Jijy〜燃えよドラゴンズ!
お約束のメドレーは、今までの山本正之のヒット曲メドレーという、珍しい形。
ちなみに最初の『燃えドラ』は一番最初の74年版、ラストの『燃えドラ』は2002年版(水木アニキが歌ったものとは別)だった。
人妻セレナーデ
渋い役者編〜仲良しな声優さん編〜おすもう編〜日本人ノーベル賞受賞者編〜寅さん編〜マサユキ前線編
ライヴでのお約束、『人妻セレナーデ』ロングヴァージョン。
♪ラジメニアの岩ちゃんみたいな彼のおひざに座りたい〜♪
ああ大和朝廷
私のカレは隠れ切支丹
おお真光
ひれ伏し→拝み→手かざし、の儀式もの3連発。
私はもう慣れっこだけど、知らない人が見たら異様な光景よね。
正調パトリオット音頭
アカペラ&手拍子で。
ビンラディンや北朝鮮など、時事ネタを歌ったヴァージョン。
♪金正日を信じるな♪ まったくです。
バイバイハイジャック
北朝鮮繋がりで、昭和40年代、世界を震撼させた事件の歌。
美しいメロディが個人的には結構好き、なんだけども・・・。
一騎打ち! 川中島ブルース
北朝鮮と言えば新潟、ということで、歴史シリーズのスタンダードとなりつつあるこの曲。
私はエッチだといわれて悔しい越後の人なので、もちろん大好きな曲。
さびの、わわわわ〜♪、はみんなでコーラス。
大嘘忠臣蔵
続いて歴史シリーズから。この曲も人気が高い。
天山草原騎馬少女
ライヴではあまり歌われない美少女シリーズから。
美少女の言葉の意味も解説されていたけれど、しっかり覚えていないので、モンゴル語に詳しい方、教えて下さい。
嗚呼! 逆転王
『タイムボカン』関連曲の中でも人気の高い楽曲。
ギターをかき鳴らして激しく歌うことが最近は多い。しびれる。
この後、『逆転イッパツマン』を1コーラスだけ歌唱。
雷魚
ライヴでは歌うのはほとんど初めてとか。
黄昏のにおいのする不思議な曲で、私も大好きな曲の一つ。
ライヴで聴けるとは意外だけど、うれしいぞ。
田舎
個人的に一際思い入れのある、アルバム『オールディーズナイト』の収録曲の中でも大好きな曲のひとつ。
故郷から離れて暮らしたことのある人なら誰でも共感できる歌だろう。なんとも言えない寂寥感とともに。
飯田線のバラード
スタンダード中のスタンダードだが、珍しく客席では無くステージ上で。
今回は客席での演奏は残念ながら無し。
女神の自由
アルバム『女神の自由』のタイトル曲。
個人的にアルバム『女神の自由』は正之アルバムの中でも3本の指に入るくらい好きなアルバムで、その中でも最も好きな曲である。
全ての女性へのラヴソング。
私が初めて行ったライヴも山本正之コンサートvol.17『女神の自由』であり、この曲には少々複雑な思い入れがあったりするのだが、それは別の機会に。
泣き男SUBWAY
ニューヨークラヴストーリーものとしては『ブルックリン物語』、『ANNY
GET YOUR LOVE』の二つの名曲があるが、これらは歌われる機会が多いため、この曲が歌われた。
昨年の山本正之コンサートvol.21『空を弾く少年』でも聴く機会があり、その時はしっかり詩を聴き取れなかったのだが、今回はバッチリ。
『ブルックリン物語』や『ANNY GET YOUR LOVE』とはまた一味違う歌。
ニューヨークには、悲しい恋が似合う。
CHICAGO
この曲も結構意外だったのだが、詞の中に”スウィング”という言葉が出てきて納得。
同じアメリカの都市を歌ったものでもやはりニューヨークとは一味違う。
都市浮上
山本正之コンサートvol.18『大王降臨』で私が激しく衝撃を受けた曲。
ライヴ『恋しい人よ』でも聴く機会があったが、ニューヨーク同時多発テロ以降、歌われずにアルバムにも収録されなかった。
今回、あの事件を踏まえて、未完成と言えた部分をリライトし、完全版として歌唱。
細部まで覚えているわけではないのだが、以前聞いたときとはかなり印象が異なった。
以前聞いたときは魂を揺すぶらされる激しさを感じたのだが、今回は魂に染み入る優しさを感じた。
それが今回のリライトによるものなのか、私の心境の変化なのかはわからないけど、以前のヴァージョンも機会があればまた聞いてみたい。
空の探偵
アルバム『マサユキ天国』の収録曲。『マサユキ天国』は私が初めて聴いたマサユキアルバムであり、それ故に思い入れも深い。
ボクの夏
予定よりも早く進んだということで予定に無かったこの曲を。
この曲もスタンダード中のスタンダード、だね。
綺麗
ラストの曲はもちろんスタンダードであり、マサユキストにもっとも愛されている曲のひとつであろうこの曲。
--アンコール--
未来座流星群
私が行けなかった7月の山本正之コンサートvol.22『正しい未来』で発表された新曲。
あ、どうでもいいけど、正之さん、アンコールで出てくるの早過ぎ。
少年の夢は生きている
説明不要の名曲中の名曲、スタンダード中のスタンダード。
『空を弾く少年』は今回は無し。
うたがある
ラストはいつものようにアカペラ&ハーモニカ。
幾つもの曲がSWINGしたこのLIVEのラストにふさわしい歌だ。
スタンダードショーなので新曲はないが、定番曲ばかりというわけではなく、滅多に聴けないような曲も聴く事ができた。
特に後半は、スタンダードショーではなく、実は”My
Favorite Show"かと思うくらい、私の大好きな、思い入れのある曲が続いて、大満足だった。
不満点といえば、会場の座席の座りごこちの悪さ。尻が痛くなって会場中ごそごそ姿勢を変えていた。
でも、これは私だけなのかも知れないけれど、すごく歌詞がはっきり聴き取れた。いつも(特に朝日生命ホールは)詞がよく聴き取れないで忸怩たる思いをしていたので、良かった。座席の位置とかの問題もあるのかもしれないけど。
今回、特に強く感じたのは、”地球”への想い。無論、いつものライヴでもこのテーマについては歌われているけれど、今回はいつも以上に感じた。
ライヴに行く度に、山本正之をもっと好きになる。
ちょっと気になったんだけど、今回、ちょっとトチリが多かった気が。どうしたんだろ?
スタッフ 江上洋・佐々木睦雄・とまとあき・森眉太
宮沢みい・本多のりこ・折原ひづる・中山ゆかり
JALLA・伊藤陽子
使用楽器 MARTIN-D35
OVATION-LEGEND1767
TAYLOR-M10-LIMITED
(パンフレットより抜粋)