20世紀最後の公式戦
〜マリンスタジアム観戦記2〜



2000年10月16日。
またまたやってきました、マリンスタジアム。
機会があったら、などと言っていた舌の根も乾かぬうちに再びマリンで野球観戦。
それというのも、今シーズン最終戦につき”内野自由席無料”だからである。
いいぞ、えらいぞ、マリーンズ。

今回は電車を乗り間違えることなく(苦笑)、無事海浜幕張駅へ4時半に到着。
歩いてマリンスタジアムへ。
もう開場していたが、内野席へのゲートは長蛇の列。みんな考えることは一緒か。
ほどなく球場内へ。入場時に観戦証明書をもらう。20世紀最後の公式戦を観戦した記念である。
(この時、一緒に選手のメッセージの入った寄せ書きも配られてたらしいのだがもらえなかった。もう無くなっていたのかもらい忘れたのか。そっちの方が欲しかったぞ)
球場内でも並んでいるので何かと思ったら、弁当の販売だった。並ぼうとしたが、石井弁当はすでに無く、ジョニー弁当も残りわずかだったので諦めた。来期の課題だな。

内野自由席はもうかなりの人数が入っていた。適当な場所を見つけて座る。
グラウンドではブルーウェーブの選手が練習をしていた。うーん、どれがだれだかさっぱりわからないや。

その内、ブルーウェーブの練習時間が終わり、マリーンズの選手もウォーミングアップを始める。目の前を今日先発、最高勝率のタイトルをかける小野がちょろちょろ走っている。
外野には今日が引退試合となる秦もいた。

そろそろスターティングメンバーの発表というとき、スクリーンに私の顔が映ってちょっと驚く。

スタメンの発表。
ボーリックのいないマリーンズ打線もイマイチ迫力を欠くが、ブルーウェーブはもっとひどいなあ。五十嵐・アリアス・ナナリーのクリーンナップだもんなあ。イチローがいなくなって仰木さんも頭の痛いことだろう。

始球式。投げるのは小学生の女の子。おおかわいい、とか思っていたらキャッチャーにすごい球を放り込んでいた。野球部にでも入ってんだろーか?

2回裏。初芝がホームラン。またかよ。でも今回はちゃんと見た。
この回、打席に大村が立つと「イワイワオー!」のコールが。初めて聞いた。面白いけど気が抜けるぞ。

3回裏。10月半ばとあってかなり寒く売店にあたたかい飲み物を買いに行く。
列に並びながらTVモニターを見ていると小坂が盗塁を決めていた。しまった、見損ねた。

5回。ふとレフトスタンドを見るとマリーンズファンが侵食している。うーん、確かにレフトスタンドはガラガラだけど。
(26000人も入っていたらしい)

マリーンズ先発・小野は苦しいピッチング。四球も多く、3者凡退は4回だけ、2塁にランナーをやらなかったのは3回と4回だけながら、粘り強いピッチングで8回まで無失点に抑える好投。いつ崩れるかひやひやものだった。

8回裏。ランナーを1塁において石井の打順で代打・秦。そしてタイムリーヒット! 球場は「秦真司!」コール。ベース上で、そしてベンチに帰ってからも続く秦コールに何度も秦は頭を下げていた。
この回、6安打で一挙4点。7対0。いい加減寒くなっていたので、途中で「もう打たんでいいよ」と思っていたのは秘密だ。

9回表。小野は1点を失ったものの後続を断ち、見事に完投勝利。最高勝率おめでとさん。

小野のヒーローインタビュー後、シーズン終了セレモニー。山本監督の挨拶。来シーズンは頼みますよ。

そして、いつまでも応援の鳴り止まないマリンスタジアムを私は後にした。
来期のマリーンズの優勝、・・・Aクラス入りを願いつつ。


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