PRO-WRESTLING NOAH
Navigation with Breeze'05 新潟大会 観戦記


恒例となっているNOAHの5月シリーズの新潟大会。
もともと行くつもりだったけど、テレビもついているし、天龍さんもみのるも出るということでアリーナA席のチケットを購入。
チケット購入後、なんと我らが鼓太郎が金丸のGHCジュニアシングルのベルトに挑戦することが決定!
他のカードも豪華ということで期待して会場へ向かった。

開場時間とほぼ同時に新潟市体育館へ到着。入場。
いつものようにのあのあクジに1回チャレンジ。例によってポスター。
パンフレットを購入。Tシャツは今回はスルー。

私の席は北側のヒナ壇席。
後ろは関係者通路になっていて、レスラーやスタッフが行き交っている。
空いている席にもたれかかって永源さんが電話してるのを間近で目撃。
試合中も、社長や菊池さん、小川サマらがちょくちょく観戦していて、気になって試合に集中できないときも。
社長や小川サマに握手してもらっている人もいたけど、私は恥ずかしいので出来ませんでした。
しかし、社長、第1試合とか誰をチェックしてたんだろ? キシンさん?

第1試合開始前にGHCジュニアヘビー級選手権の公開調印式が行われる。
気負うことなく意気込みを語る鼓太郎。
最初に「わざわざ遠いところまでありがとうございます」とジョーさんに感謝を表す金丸。
「鼓太郎の成長は良く分かっているけれど、まだ足りないものがある。結果は勿論内容も残す」と自信の程を示す。
さすがにこの二人だと乱闘とかは無し。

私の座席は丁度真後ろ。ジョーさんの頭が眩しい…。

第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
×川畑輝鎮、百田光雄 VS 永源 遥、○マイケル・モデスト
12分06秒 リアリティ・チェック→片エビ固め

おなじみ長老二人にキシンさんとモデストが絡む。
百田さん&永源さんはいい意味でいつも通り。永源さんのジャイアントスイングは20回転。お見事。
モデストもおもしろいんだけどね、ロープダッシュ→止まってエルボーとか、ロープダッシュ→止まって踏みつけ→モデストスマイル、とか。でも第1試合は勿体無いかな。
負けちゃったけど、キシンさんは頑張ってました。大森さんばりの斧アピールからの「アックスボンバー!」を生で見られてちょっと感動してみたり。

第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
SUWA、ロウキー VS エル・オリエンタル、アビスモ・ネグロ
13分01秒 キー・クラッシャー'99→片エビ固め


発参戦のルチャドールがコンビを組む。
別団体所属、しかもテクニコとルードのこの二人が組むというのもメキシコではありえないことらしい。
SUWAが例によってワルっぷりを発揮。レフェリーだけでなくカメラマンにまで文句をつける。
期待していた程の試合にはならんかったね。あの二人、ホントに一杯喰わせモノかも。ま、第2試合ではあるんだが。

第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
田上明、佐野巧真、橋誠 VS 斎藤彰俊、井上雅央、杉浦貴
18分40秒 北斗ボム→体固め

「このゴリラ!」「お前がゴリラだ!」と叫びつつ激しくやりあう橋とスギ。どっちもゴリラだ。
スギをリング外に落とすと、いつも動かない田上がわざわざロープを開いて「飛べ!」
さらには彰俊さんまで手を叩いて観客を煽る。アンタ、敵だろ。
他にも小ネタ色々。佐野さんがマサオに監獄固め→彰俊やスギが佐野さんに攻撃→足が締まってマサオが苦しむ、とか。
休憩前の試合としては充分盛り上がったんでないでしょうか。

この試合で一番気になったのは、彰俊さんの超滞空ブレンバスター。掴んだ橋のタイツが伸び過ぎて見えそうでした。

第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
森嶋猛、泉田純 VS 菊地毅、リチャード・スリンガー 13分53秒
バックドロップ→片エビ固め

菊池さんは相変わらずアサッテの方向に気合入れまくってるな〜。
菊池さんの頭突きは相変わらず痛そうだ。
もりしーは、生で観るとそんなにぷよんぷよんでもないかも。
先日の敗戦のショックを引きずっているかと思ったけど、動きは悪くなかった。まあ出番はそんなに多くなかったけど、

コーナーで待つもりしー。

フライングボディシザースを決めるもりしー。

第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
三沢光晴、小川良成 VS バイソン・スミス、ドノバン・モーガン 9分57秒
横入り式回転エビ固め

バイソンはいつでも気合入りまくってていいなあ。もっと活躍の場があってもいいよねえ。
バイソンに掴まれて逆にアイアンクローをやり返す社長にちょっと萌え。全く効いてなかったけど。
試合自体は三沢小川組のいつも通りのまったり試合だったんだけど、試合後、バイソンが大荒れ。
レフェリーをどつき、宥めようとした橋や練習生も突き飛ばし興奮したまま退場。どうしたんだろ?
突き飛ばされた練習生を気遣う橋はやっぱりいいヤツではあるんだよなあ。

第6試合 タッグマッチ 45分1本勝負
小橋建太、本田多聞 VS 鈴木みのる、丸藤正道
18分58秒 裸絞め

久々に赤鬼多聞出現!
ゴング前から気合が入りまくり。
序盤はみのるや丸藤にやられるシーンが多かったけど、中盤から爆発。
花道でみのるを締め落とし半失神にしたシーンは圧巻。
終盤、復活したみのるには連続バックドロップからデッドエンド。
最後は惜しくもみのるの逆落としで敗れたものの、久し振りに多聞の実力を見せ付けた。
みのるは偉そうにマイクしていたけど、多聞に圧倒された後では説得力無かったよ。
更に、マイクして退場するみのる・丸藤に多聞が突進! ううーん、燃える赤鬼、復活間近かな。

小橋はいつも通り。すなわち全開。なんかチョップしかしてなかったですが。
真バーニングソードがみのるに避けられると、倒れているみのるめがけてランニングギロチンチョップ! どんどんチョップの出し方がキテレツになってくるなあ。


みのるを投げる多聞!

みのるのマイクアピール。「おまえらは過去にすがってろよ。俺達は前に進んでいくからさ」

握手する小橋と多聞。

どんな会場のどんな試合だろうと、四方に礼をするコバさん。さすが。

第7試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
(選手権者)金丸義信 VS (挑戦者)鈴木 鼓太郎 24分16秒
タッチアウト→片エビ固め
※金丸義信が5度目の防衛に成功

俺的メインのGHCジュニアヘビー級選手権試合。

認定書を読むジョーさん。

鼓太郎に青・白・黄の大量の紙テープが舞う。おお、こんなに人気あったんだ鼓太郎。
ちなみに金丸には紙テープなし。さ、寂しい。ホンキで人気無いな。
序盤は静かな展開も、鼓太郎が得意のトルニージョでペースを掴むと、金丸をヘッドロックで締め上げ続ける。

ロープに振られても投げられてもヘッドロックを離さなかったのは個人的に高評価。飛び技だけでなく基本もちゃんとできてるってことだからね。
コーナーからの飛び技を金丸に返され花道へ。そして花道から断崖式ボディスラムを喰らってしまう。

なんとかリングに戻るが動きの止まった鼓太郎に金丸が逆エビなど拷問技で痛めつける。
なんとか反撃したい鼓太郎、ハンマースローを返してインコム、アクシズと持ち技を披露していく。
しかし、ダイビングボディアタックをドロップキックで迎撃されると垂直落下ブレンバスターを喰らってしまう。
ここで鼓太郎が返すと驚きの声が。みんな、鼓太郎を舐めすぎ。
ならばと雪崩式を狙う金丸だがこれはなんとか防ぐ鼓太郎。ならばとムーンサルトに行く金丸だったが、これは鼓太郎が避ける。
ここから鼓太郎がEXAMシステム起動!
まずエンドレスワルツを決め、次にコーナーに据え付ける。
(正面から上ろうとして2回ほど足を踏み外した後)後ろから飛びついて変形の雪崩式フランケンシュタイナー(というか、雪崩式のミステリオ・ラナみたいな感じ)で押さえ込む。
高角度のジャーマンスープレックスでも3カウント奪えず。ならばとファンネルから繋いだ必殺のブルーデスティニーが完璧な形で炸裂! しかしこれでも決まらない。
コタに残るはコロニー落としのみ。金丸をコーナーに据え付けるが落とされ、ディープインパクトを決められてしまう。
垂直落下ブレンバスター、ムーンサルトは返したものの、必殺のタッチアウトで3カウント。

鼓太郎、無念。

今回のラスト3試合はどれも盛り上がったけど、一番だったのはこの試合。終盤は終始大ストンピング。
鼓太郎、よく頑張った。
ただ、やっぱりね、「コタならこれくらいやるだろう」って範囲内ではあった。現時点での鼓太郎の精一杯だったのは間違いなかったのだけど、それだけではやっぱり金丸には及ばなかった。
結局、戦前の「鼓太郎の全てを受けきって勝つ」という金丸の言葉どおりだったわけで、やっぱり「まだ足りないものがある」んだろうね。
それさえ見つけられれば金丸や丸藤、KENTAと肩を並べられるだろうし、その日は遠くないと思ってる。今日の経験と悔しさをバネに、翔べ、鼓太郎!

第8試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
力皇猛、モハメド ヨネ、KENTA VS 秋山準、天龍源一郎、潮崎豪
23分25秒 キン肉バスター→片エビ固め

KENTAキュンは天龍さんになんか恨みでもあんでしょうか。
試合前から天龍に突っかかっていく。
両軍入り乱れて乱戦になりそうになると西永レフェリーブチ切れ。「お前ら、戻れ!!」、場内は西永コール。
ゴング後も、前回の対戦時に思うようなファイトができなかったのがよっぽど悔しかったらしく、対戦相手を無視してまでコーナーの天龍に突っかかっていく。
もちろん相手は天龍源一郎。容赦無い反撃が待っている。KENTAが蹴りやエルボーを連発しても一発のグーパンチで吹き飛ばされる。
怒りの天龍は机まで投げつける。場外の乱闘は私の席と反対側ばかりでよく見えなかったのが残念だった。
再び机を持って投げつけるのかと思ったら元の場所に戻す天龍さんにちょっと萌え。
あとは潮崎の成長振りにも驚いた。
去年の11月に同じ新潟市体育館で観た時は明らかにスタミナ不足で終盤はバテバテだったのが、今日は青コーナー側は潮崎が出ずっぱりだったにも関わらず最後まで動きが落ちてなかった。
ホント、小橋や秋山が目を掛けるのもわかるわ。数年後が楽しみ。うかうかしてると抜かれるぞ、橋。
ヨネも結構頑張っていたけど、秋山とリキはほとんど出番も無し。秋山はあえて抑えてたんだと思うが、リキはなあ。……頑張れ。



非常に満足度の高い興行でした。
特にラスト3試合は密度も濃くて大満足。
G+でも放送されたようだけど、テレビでの鑑賞にも十分耐える内容だと思います。

んで、このレポートの写真なんですが。
一応まともに見られるのをこれでも選んだんですが、プロレス会場の撮影はやっぱ難しいです。たででさえ写真撮るの苦手なのに光量の少ない場所で綺麗に撮れるはずもなく。
あと試合を観ながら写真を撮るのってのも難しいね。写真を撮ろうとするとどうしても試合に入り込めないので。
さらに今回の痛恨事は…、鼓太郎の試合の途中でデジカメが電池切れしたこと。
電池の残量には余裕があったはずなのに試合途中に突然電池切れのサイン。古いデジカメなんで電池がメモリー効果起こしてたんかなあ。ガックリ。
僅かに残った電池で撮った、倒れた鼓太郎の写真が一番綺麗に撮れてるってのも皮肉な話ではある。


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