スーパーロボットスピリッツ'99春の陣
ライブレポート


去る4月29日、東京・赤坂BRITZにて、『スーパーロボットスピリッツ'99春の陣』が開催された。
スパロボファンとして、そしてアニメソングを愛するものとして、トーゼン私は参加した。
以下はそのときのリポートである。
私の主観が多く含まれているが容赦ほしい。 あのときの熱気が少しでも伝われば幸いである。
(なお、本文中、出演者の方々をスパロボ的呼称で呼んでいる。アニキ=水木一郎、影ちゃん=影山ヒロノブ、ミッチ=堀江美都子、MIO姉=MIO、えっちー=遠藤正明、大王=ささきいさお、のことである)

開場前に赤坂BRITZに到着。
私は今まで2回スパロボライブに参加しているが、赤坂BRITZでのライブ参加はない。
某ON AIR EASTと違って人がたむろっていても通行の邪魔にならないのは結構だ。
開場を待っていると(予想通り)友人Tくんと出会う。Tくんとライブの内容などについて話し合う。

いよいよ開場。 整理券番号の離れていたTくんとは入口で別れたのだが、何故か別れたはずのTくんとホールの中で出会う。
これも広くて快適な赤坂BRITZのおかげである。
某ON AIR EASTとは大違いだ(しつこい)。
そろそろ開幕か、と思っていたそのとき、場内アナウンスが入る。
なんと、出演者の方々が生でやっているのだ。場内爆笑。

そして開演。
オープニングナンバーは『時を越えて』(byアニキ、影ちゃん、MIO姉)
いきなりこれで来られたらもうヒートアップするしかないってば。

次はアニキの『マジンガーZ』
定番とはいえ、やっぱりいい。
「ゼェェェェェット!!」

続いて、影ちゃんの『アニメじゃない』、MIO姉の『ダンバインとぶ』、そしていよいよ登場、ミッチの『ボルテスVのうた』
スパロボにおいてそれぞれの歌手を代表する曲であるので、やっぱり何度聴いてもいい。

次は全くの予想外。
アニキ&ミッチによる『たたかえ! ガ・キーン』
ごめんなさい、ちゃんと歌えませんでした。『熱風伝説』(アニキの5枚組ベスト盤ね)に入ってるというのに。
精進が足りませんね。

次も予想外。
『みえるだろうバイストンウェル』(byMIO姉)
『ダンバイン』のEDだけど、聴けるとは思わなかった。
『ダンバイン』のようなパワフルな曲もいいが、この曲はMIO姉の別の魅力を引き出してくれる。
やっぱ、いいよ、この人の声。

そして、やっぱり生きていた、我らがボイスラッガーゴールド!!
『ボイスラッガー』最終話において、悪魔獣ハーデスを命を賭して封印し、生死不明となっていた我らがゴールドが僕らの前に帰ってきた!
  もちろん、歌うは『ほえろ! ボイスラッガー』だ! 
「シュババババーン!!」
そしてその後をついで影ちゃんがED『アメノチエガオエガオノチハレ』を歌う。
『心はタマゴ』とか影ちゃんのこういう歌って、すごく元気が湧いてくるね。
ちなみに『ボイスラッガー』の2曲は1コーラスのみ。

そして、そして、ついにこの時がやってきた!
どんなに我々はあの人を、あの人の歌声を待ち望んでいたことか。
そう、あの人が、『アニメソングの大王』ささきいさおがついに来てくれたのだ。
そして歌う曲は『宇宙戦艦ヤマト』&『真っ赤なスカーフ』!
  魂が震えた、本気で。
「スパロボじゃねーじゃん」などと野暮なことをいう気も全くおきない。
マジに、生で聴いたら涙出るよ、きっと。

大王は止まらない。
『いざ行け!ロボット軍団』に続く。
まさしく「信じられるかこのパワー」だ。
ある意味、スパロボにもっともふさわしい曲である。
もっとも、私は1番しか聴いたことがないので2番以降の掛け声が入れられませんでした。 精進せねばその2。
ちなみに大王は歌詞を思いっ切り間違っていたけど、まあご愛敬。

次はOVA『真ゲッター』のOP、影ちゃんの歌う『HEATS』。
影ちゃんらしく、パワフルないい曲だ。
まあ、いまいちゲッターぽくない気もするんだけど。

そして、これはお馴染。
アニキの『マジンカイザー』
渡辺宙明&永井豪のコンビによる名曲。
今回は『マジンカイザーのバラード』が無かったのがちょっと残念(個人的にアニキのバラードのベスト5に入るので)。

お次は、ラストメンバーが満を辞して(忘れられてるだけだったりして)登場。
えっちーが歌うのはやはり『勇者王誕生!』
アニメ版サイバスターの曲も聴きたかったけど、やはりえっちーにはこの曲。
喉が枯れるほど「ガガガっ!」と叫ぼう。

「僕の名はエイジ・・・」の台詞と来ればもちろん、『メロスのように〜LONELY WAY〜』
一瞬、井上和彦さんの姿を探した私(馬鹿)。
「レイ、V−MAX発動!」と叫ぼうと思ったのにタイミングを逸したのは悔しい。

『ダンバインとぶ』と並ぶMIO姉の名曲『エルガイム 〜TIME FOR L−GAIM〜』も登場。
ライブで歌うのは1昨年の赤坂BRITZ以来で、私は初めて聴くので嬉しいぞ。

そして、またまたノーマーク。『宇宙魔神ダイケンゴーの歌』(byミッチ)
ご免なさい。歌えませんでした。精進しますその3。
でも、ミッチって、かわいいなあ、ウンウン。

あとはある意味定番の曲で突っ走る。
『熱風! 疾風! サイバスター』(byアニキ&影ちゃん)、『コンバトラV』、そしてラストは『おれはグレートマジンガー』
この辺の曲は何も考えずに突っ走れる。

無論、このままでは終わらない。
アンコールの中流れるイントロ。そうあの曲である。
『ゲッターロボ!』
影ちゃんが1コーラスを歌うと、再び大王登場!
  影ちゃんから大王へ夢のバトンタッチ!
「ガンガンガンガン!!」
そう、ついにささきいさおの歌う『ゲッターロボ!』が聴けたのだ。
多少の歌詞の間違いなど気にならない。
無論、影ちゃんの『ゲッターロボ!』も素晴らしい。
でも、やっぱり、ささきいさおの『ゲッターロボ!』は最高だ。

今回はスーパーヒーロー系の曲が歌われなくて寂しかったが、ここに来てようやく登場。
アニキ&ミッチの歌う『スーパーヒーロー作戦』だ。
「作戦開始!」「ラジャー!」のかけ声はしびれます。

アンコールのラストは『鋼の魂』
熱い曲の多いスパロボオリジナルソングの中でも一際熱く、盛り上がる曲だ。
今回はミッチ&MIO姉も一緒に歌う。
途中、ステージが爆発。みんなびっくりして一瞬止まる(一番驚いていたのはアニキかも)。
せっかくみんなで歌うのだから台詞は4人で言って欲しかったかな(「逃げ出さない勇気」をMIO姉が、「守り抜く優しさ」をミッチが、とか)。

もうお約束の再アンコール。出演者が揃ってトークとなる。
ここまで、なんか短く感じられたのはMCが短かったからか。
ここで凄かったのは、水木アニキ。
酒を断ったせいなのか、いつもにましてのハイテンション。
ショッカーさんやミッチでも暴走を止められない。
やっぱり、大王が来てくれたことが嬉しいのかな。
それにしても、「ぽこっ! おぎゃぁぁぁぁ!」はあんまりですぜ、アニキ。
大王の鋭いアニキへのツッコミもあった。
アニキの暴走は大王のツッコミを期待してに違いない。
アニキに本気でツッコミ入れられるのなんて大王しかいないって。
でも、みんな、アニキと大王のカラミを見たかったんだよな。
そして明かされる大王の秘策。
今までスパロボライブに参戦しなかったのは水木アニキに最初は走らせておいて後から来て乗っ取るつもりだったらしい。
期待してますから、どんどんアニキと戦ってください(あおってどうする)。
この夏にはON AIR EAST&WESTで(げげっ)、スパロボライブ&スパヒロライブの開催も発表。
クッシーこと串田アキラも参戦? もし、串田さんが来てくれるなら『乾いた大地』を是非に!(って、無理かなあ)

そして、僕らロボットジェネレーションの歌、『熱き血が勇気に』をアニキと影ちゃんが熱唱。
歌詞も初発表時に戻された。
初発表時以来、ライブで歌われたことがなかったので嬉しい。

ついに、今度こそ本当のラスト。
もちろん『マジンガーZ』を出演者全員で。
アニキの言葉じゃないけど、ステージの上の出演者と、下にいる僕たちの心が1つになった気がする瞬間。
みんなで叫ぼう!
「ゼェェェェェェェェェット!!」

ライブ終了後。
『輝け! スーパーヒーロー』と『BRAVE HEART』を購入し、ミッチと影ちゃんのサインをゲット。
生写真も欲しかったんだけど、金がない。
『ボイスラッガー』に登場したザガラウスの歌のCD化の署名をTくんと一緒にする。今までで36名とか言っていたので笑う。
その後、Tくんとライブの感動を噛み締めながら家路に着く。
ああ、出待ちするのを忘れてた(こらこら)。
振り続けていた右腕が痛かった。翌日筋肉痛だった。


今、これを書いていて、あの時の興奮と感動が甦ってきた。
もし、これを読んでいるあなたがアニメソングを愛していて、スパロボライブに行ったことがないのなら、是非1度行ってみて欲しい。
そして、みんなで『マジンガーZ』を歌おう。



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